AIトレンド~需要が高まっている活用事例を4つご紹介します

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AI活用のトレンド

 

AIは幅広いサービスや業務に応用できますが、現時点で普及しているサービスはAIとの相性が良いものに限定されています。
2020年現在、普及率が高まっているAI活用の最新トレンドをまとめました。

 

対話サービス

 

対話サービスの代表的な存在はスマートスピーカーで、昨今は車に取り入れる事例が増えています。
人間が発する音声の読み取り精度が高まっていて、今後は文章入力や店舗での受け付けサービスでAIを活用した対話サービスが広がっていくでしょう。

 

自動チャットサービス

 

チャットで会話している様子

対話サービスの応用で、企業の公式サイトにてAIが返答する自動チャットサービスが流行しています。
選択肢の中から質問に答えて、「よくある質問」など既存サイトにある情報を表示する簡単な構造ですが、コールセンターへの問い合わせ件数が少なくなると評判です。
このように、AIは既存にある情報だけど利用者から見てもらえない、もしくは分かりにくい情報の要点をピックアップすることに長けています。

 

また、自動チャットサービスは多くの利用者が活用するデータを分析し、解決できずに問い合わせする質問のカテゴリーを自動的にデータでまとめてくれます。
このように、AIを活用した自動チャットサービスはコールセンターの負担削減と、顧客満足度が高いサイト作れる2つのメリットがトレンドになっている要因です。

 

画像理解技術の応用

 

画像技術の応用では、顧客の年齢や性別を判別するツールや、従業員・顧客・商品(農作物)の自動識別ツールなどがあります。
AIはディープラーニング(深層学習)機能によって、データを読み取るほど精度が高い分析が可能です。

 

画像理解技術を応用することで、手入力をしなくてもカメラから送られてくる映像・画像のみで最新トレンドに沿った学習をするため、AIとの相性が良いです。

 

投資

 

AIによるアルゴリズムが自動売買する投資は既に実用化されていて、米国の大手証券会社のゴールドマンサックスでは全盛期に650人いたトレーダーが3人まで削減されました。
投資はチャート、外部環境(世界の経済指標など)、企業業績など明確な数字になって現れる要素が強く、人間の判断以上に優秀な成果をあげることができます。

 

従来のAIによる自動売買機能は運用額が大きい大手証券会社のみが導入していたものですが、昨今は個人の少額投資向けサービスが幅広く普及しています。
昨今は自動で分散投資を行うロボアドバイザーが人気になっているほか、おつりやポイントを活用して自動的に投資する手軽なフィンテックサービスが話題です。
AIの進化に加えて、AIの運用で高い利回りを確保した実績が増えていくにつれて、今後ますます投資の分野でAIによる自動運用サービスの需要が高まっていくでしょう。

 

 

採用選考

履歴書と職務経歴書

 

大企業を中心に新卒採用などの書類選考でAIを活用する事例が増えています。
主に履歴書やエントリーシートの内容を読み込んで性格や職種に応じた適正を判断するもので、人事スタッフの業務負担軽減になることに加え、スタッフによる裁量の要素がなくて公平な選考ができると評判です。

 

AIが介入するのは初期の書類選考のみに限定されていて、手書きではなく企業のサイトからネット応募できるように変化し、就職活動をする人が同時に複数の企業へエントリーする傾向の変化も関係しています。